【実践編】/ɛ/の発音方法(2)

【実践編】/ɛ/の発音方法(2) 

bed、French、bread、best、freshの母音。この母音はアメリカ英語と英国英語では違いがある。
今回は英国の発音方法を示す。

※IPAでは /ɛ/ と表記する。 厳密にはこの表記を使うべきであるが、 辞書では慣用的に /e/ が使われることが多い。

※仕掛中：単語の発音練習、デモ音声未着手

変更履歴
  2014/07/23：米音、英音の区別を一目瞭然にするため、記事タイトルに国旗追加。 

---

1.概要

No.	項目	内容
1	前提条件	（１）英語鼻第一段階以上を習得済みであること。
2	効果	（１）/ɛ/ の発音能力の向上。 （２）/ɛ/ の聞き取り能力の向上。
3	習得期間	１週間（実践：即時、定着：１週間）
4	習得完了条件	（１）上記「効果」が現れる。 （２）「エ」などの音のイメージを一切使用せずに発音できる。 （３）英語を音読・発話する際、実践方法を意識することがなくなるまで定着している。

---

2. /ɛ/ の発音開始位置と舌の形

図2-1　/n/とナ行の子音

① /n/

②ナ行の子音

図2-2 /iː/ の発音位置と舌の形

①		②
③		④

図2-3 「イ」の舌の形

図2-4 そのまま水平にするとダメ

No.	発音開始位置と舌の形を探す
1	/n/ とナ行の子音とでは舌の形が違うことを認識せよ。 （図2-1）
2	/n/ を発音する時の舌の状態にする。（図2-2  ①）
3	舌先を上方向に浮かし、歯茎から離す。 （図2-2  ②）
4	舌を折り曲げる位置を確認する。舌を折り曲げることが可能な位置は2箇所ある。舌先に近い箇所と、すこから少し奥まった箇所。
5	上記4で確認した前者の位置で折り曲げたのが、 /ɪ/ の舌の形である。 （図2-2 ③） ※後者の位置で折り曲げたのが、日本語の「イ」の舌の形である。（図2-3）
6	更に、図2-2 ④の様に赤線部分を水平にする。 但し、上記5（＝/ɪ/  ）の高さで赤線部分を水平にすると、舌が歯茎にぶつかる。（図2-4） そこで、赤線部分が歯茎にぶつからなくなるまで、舌全体を下げる。（図2-2 ④　矢印） これが ɛ/  の発音開始位置と舌の形である。

---

3.実践方法

図3-1  発音開始時の舌の形

図3-2  意識すべき箇所

図3-3 赤線部分の推移

①発音開始時

②発音終了時

No.	実践方法
1	発音する際、一切、音のイメージを持たない。 （日本人が音のイメージを持つと「エ」で発音してしまう。）
2	「2./ /ɛ/ の発音開始位置と舌の形」で見つけた舌の形を作る。（図3-1）
3	図3-2 の赤線部分が水平になっていることに意識を向ける。
4	声帯を振動させる。
5	発音開始時～発音終了時まで下記の状態を保つ。 （図3-3） 舌を動かさない。 下顎を動かさない。 従って、赤線部分は発音開始時～発音終了時までは何も変化しない。

No.	練習方法
1	上記「実践方法」を行ないながら、音読を行なう。

1.概要

No.	項目	内容
1	前提条件	（１）英語鼻第一段階以上を習得済みであること。
2	効果	（１）/ɛ/ の発音能力の向上。 （２）/ɛ/ の聞き取り能力の向上。
3	習得期間	１週間（実践：即時、定着：１週間）
4	習得完了条件	（１）上記「効果」が現れる。 （２）「エ」などの音のイメージを一切使用せずに発音できる。 （３）英語を音読・発話する際、実践方法を意識することがなくなるまで定着している。

---

2. /ɛ/ の発音開始位置と舌の形

図2-1　/n/とナ行の子音

① /n/

②ナ行の子音

図2-2 /iː/ の発音位置と舌の形

①		②
③		④

図2-3 「イ」の舌の形

図2-4 そのまま水平にするとダメ

No.	発音開始位置と舌の形を探す
1	/n/ とナ行の子音とでは舌の形が違うことを認識せよ。 （図2-1）
2	/n/ を発音する時の舌の状態にする。（図2-2  ①）
3	舌先を上方向に浮かし、歯茎から離す。 （図2-2  ②）
4	舌を折り曲げる位置を確認する。舌を折り曲げることが可能な位置は2箇所ある。舌先に近い箇所と、すこから少し奥まった箇所。
5	上記4で確認した前者の位置で折り曲げたのが、 /ɪ/ の舌の形である。 （図2-2 ③） ※後者の位置で折り曲げたのが、日本語の「イ」の舌の形である。（図2-3）
6	更に、図2-2 ④の様に赤線部分を水平にする。 但し、上記5（＝/ɪ/  ）の高さで赤線部分を水平にすると、舌が歯茎にぶつかる。（図2-4） そこで、赤線部分が歯茎にぶつからなくなるまで、舌全体を下げる。（図2-2 ④　矢印） これが ɛ/  の発音開始位置と舌の形である。

---

3.実践方法

図3-1  発音開始時の舌の形

図3-2  意識すべき箇所

図3-3 赤線部分の推移

①発音開始時

②発音終了時

No.	実践方法
1	発音する際、一切、音のイメージを持たない。 （日本人が音のイメージを持つと「エ」で発音してしまう。）
2	「2./ /ɛ/ の発音開始位置と舌の形」で見つけた舌の形を作る。（図3-1）
3	図3-2 の赤線部分が水平になっていることに意識を向ける。
4	声帯を振動させる。
5	発音開始時～発音終了時まで下記の状態を保つ。 （図3-3） 舌を動かさない。 下顎を動かさない。 従って、赤線部分は発音開始時～発音終了時までは何も変化しない。

No.	練習方法
1	上記「実践方法」を行ないながら、音読を行なう。