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今回は、この本の構成についてレビューします。


この本の構成に非常に問題があると思います。先に謝っておきます。素人が生意気言って本当にすみません。

こんなに酷い構成の実用本・教習本を見たことがありません。

この本の構成は最低・最悪です。

どうして、こんな構成になっているのでしょうか?
「船頭多くして船、山に上る」という諺が思い浮かびました。
この諺の意味は、「指図する人が多くて物事がまとまらず、とんでもない方向に進んでゆくことのたとえ。」です。

この本の著者は3人います。
  • 松澤氏:発声方法と英語の発音について、執筆されています。
  • 日本人のボイストレーナー:発声方法について執筆されています。
  • アメリカ人のボイストレーナー:発声方法と英語の発音について執筆されています。

この本には、3人の「船頭」がいます。 「とんでもない方向」に、読者を導いてくれます。



ここで、一つ、たとえ話をします。
貴方がスキー・スクールでスキーを教わると仮定して下さい。

大抵のまともなスクールでは、初心者、初級者、中級者、上級者とコースが別れているはずです。
  • 初心者コースでは、ボーゲンを、
  • 初級者コースでは、シュテムターンを、
  • 中級者コースでは、パラレルターンを、
  • 上級者コースでは、ウェーデルンを
教わります。

トレーナーは、それぞれのコース(レベル)に応じたアドバイスを貴方にくれるはずです。

初心者コースでは、ボーゲンで、板のどこに体重をかければ、どう曲がるのかを学びます。
初級者コースでは、シュテムターンで、体重移動の基本を学びます。曲がりたい方向と逆の足の膝を 内側に倒すことで、ターンを行います。曲がりたい方向の足は、逆の足に軽く添える程度に留めます。

中級者コースでは、パラレルターンで、体重移動を更に進化させます。シュテムターンでは、ターンするときに足の移動が必要でしたが、パラレルターンでは、 足の移動を最小限、またはゼロにして、体重移動を行います。体重移動をより敏速に行う必要があります。

上級者コースでは、ウェーデルンによって、体重移動を条件反射レベルで脳にすり込みます。

間違っても、トレーナーが、ボーゲンを練習中の初心者に、上級者向けのアドバイスをすることは決してないでしょう。 当然ですよね?



長く脱線しましたが、この本の構成の話に戻ります。

この本の構成を、先のスキー・スクールの話で例えると、分かりやすいと思います。
この本の構成は、下記のようなスキー・スクールの様です。

  • コース分け・レベル分けは存在しない。初級者?上級者までの生徒が一緒に教わります。各トレーナーは、事前に決められた生徒を担当するのではなく、その時、たまたま目の前にいる生徒を教えます。生徒が下に降りて、リフトで上ってきたときには、別のトレーナーが担当することなります。
  • トレーナーは3人います。3人のトレーナーは生徒の上達具合を全く考慮しないアドバイスをします。ある生徒は、トレーナーAとトレーナーBに、ほぼ同時期に同じ事柄について、少しずつ違うことを教えられます。トレーナーの教え方に個性が反映されています。スクールとして、生徒を教える上での統合的なマニュアルが作られていないためでしょう。

さて、こんなスクールで、生徒はスキーが上達するでしょうか?
スキーは段階を順番通りに経ないと上達が難しいと私は思いますが・・・・

この本の構成は、正に、こんなスキー・スクールの様なんです! 著者、編集者に聞いてみたいものです。
どうして、こんな構成なんですか!?
この本はボイストレーニングの理論の本じゃないでしょ? リファレンス・マニュアル的じゃダメでしょ!
この本は、読者に技能を身に付けさせる実用本、教習本なんでしょ!?

どうして、読者の上達具合に応じて、第1段階、第2段階のようなレベルを設けないですか?そして、レベルに応じたアドバイスをしないのですか?レベル分けして、段階をちゃんと踏まないと、日本人読者が「喉を開いて」、更に、大きな声を安定して出すことなんて、出来るわけないじゃないですか?

どうして、同じ事項について、3人の著者がそれぞれ書いてあるんですか? 表現も違うし、内容も少しずつ違うように思います。

ちょっと、本当にいい加減にして下さいよ。



次回からは、読者の立場に立って、どのアドバイスが効果があって、どのアドバイスが効果がないのか、詳しく見ていきます。




← 第1回                                               第3回 →

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この本の構成に非常に問題があると思います。先に謝っておきます。素人が生意気言って本当にすみません。

こんなに酷い構成の実用本・教習本を見たことがありません。

この本の構成は最低・最悪です。

どうして、こんな構成になっているのでしょうか?
「船頭多くして船、山に上る」という諺が思い浮かびました。
この諺の意味は、「指図する人が多くて物事がまとまらず、とんでもない方向に進んでゆくことのたとえ。」です。

この本の著者は3人います。
  • 松澤氏:発声方法と英語の発音について、執筆されています。
  • 日本人のボイストレーナー:発声方法について執筆されています。
  • アメリカ人のボイストレーナー:発声方法と英語の発音について執筆されています。

この本には、3人の「船頭」がいます。 「とんでもない方向」に、読者を導いてくれます。



ここで、一つ、たとえ話をします。
貴方がスキー・スクールでスキーを教わると仮定して下さい。

大抵のまともなスクールでは、初心者、初級者、中級者、上級者とコースが別れているはずです。
  • 初心者コースでは、ボーゲンを、
  • 初級者コースでは、シュテムターンを、
  • 中級者コースでは、パラレルターンを、
  • 上級者コースでは、ウェーデルンを
教わります。

トレーナーは、それぞれのコース(レベル)に応じたアドバイスを貴方にくれるはずです。

初心者コースでは、ボーゲンで、板のどこに体重をかければ、どう曲がるのかを学びます。
初級者コースでは、シュテムターンで、体重移動の基本を学びます。曲がりたい方向と逆の足の膝を 内側に倒すことで、ターンを行います。曲がりたい方向の足は、逆の足に軽く添える程度に留めます。

中級者コースでは、パラレルターンで、体重移動を更に進化させます。シュテムターンでは、ターンするときに足の移動が必要でしたが、パラレルターンでは、 足の移動を最小限、またはゼロにして、体重移動を行います。体重移動をより敏速に行う必要があります。

上級者コースでは、ウェーデルンによって、体重移動を条件反射レベルで脳にすり込みます。

間違っても、トレーナーが、ボーゲンを練習中の初心者に、上級者向けのアドバイスをすることは決してないでしょう。 当然ですよね?



長く脱線しましたが、この本の構成の話に戻ります。

この本の構成を、先のスキー・スクールの話で例えると、分かりやすいと思います。
この本の構成は、下記のようなスキー・スクールの様です。

  • コース分け・レベル分けは存在しない。初級者?上級者までの生徒が一緒に教わります。各トレーナーは、事前に決められた生徒を担当するのではなく、その時、たまたま目の前にいる生徒を教えます。生徒が下に降りて、リフトで上ってきたときには、別のトレーナーが担当することなります。
  • トレーナーは3人います。3人のトレーナーは生徒の上達具合を全く考慮しないアドバイスをします。ある生徒は、トレーナーAとトレーナーBに、ほぼ同時期に同じ事柄について、少しずつ違うことを教えられます。トレーナーの教え方に個性が反映されています。スクールとして、生徒を教える上での統合的なマニュアルが作られていないためでしょう。

さて、こんなスクールで、生徒はスキーが上達するでしょうか?
スキーは段階を順番通りに経ないと上達が難しいと私は思いますが・・・・

この本の構成は、正に、こんなスキー・スクールの様なんです! 著者、編集者に聞いてみたいものです。
どうして、こんな構成なんですか!?
この本はボイストレーニングの理論の本じゃないでしょ? リファレンス・マニュアル的じゃダメでしょ!
この本は、読者に技能を身に付けさせる実用本、教習本なんでしょ!?

どうして、読者の上達具合に応じて、第1段階、第2段階のようなレベルを設けないですか?そして、レベルに応じたアドバイスをしないのですか?レベル分けして、段階をちゃんと踏まないと、日本人読者が「喉を開いて」、更に、大きな声を安定して出すことなんて、出来るわけないじゃないですか?

どうして、同じ事項について、3人の著者がそれぞれ書いてあるんですか? 表現も違うし、内容も少しずつ違うように思います。

ちょっと、本当にいい加減にして下さいよ。



次回からは、読者の立場に立って、どのアドバイスが効果があって、どのアドバイスが効果がないのか、詳しく見ていきます。




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