第14回目です。
「実践編 Lv.1」の内、p.220 ? p.222についてレビューします。
変更履歴
2009/06/15:WEB拍手設置
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第3部 発音バイエル<R>編
1.書籍「単語耳」で説明されている[r]について
------------ p.220 引用開始 ------------------
[r]の発音方法には、以下の2つがあります。
①巻き舌にする方法
②の口の動きを使う方法
------------ p.220 引用終了 ------------------
p.220に上記のように記載されています。
ここでは少し英語音声学的な話になりますが、上記の[r]の分類方法は変です。
書籍「単語耳」ではアメリカ英語の発音を扱っており、アメリカ英語の[r]の話をしています。は[r]と発音方法が同じであり、[r]も
も二種類の発音方法があります。
以下は「英語音声学入門」(著:竹林滋)からの引用です。
------- 「英語音声学入門」(著:竹林滋)p.38? p.39 引用開始 -------------
米音のは2種類ある。(第15図)。
1つは(A)もり上がり舌母音(bunched vowel)と呼ばれるもので、舌尖は後に引っ込み、
前舌面の後部から中舌面が硬口蓋と軟口蓋の境目あたりに向かってもり上がる。
もう1つの(B)そり舌母音 (retroflex vowel) では舌尖は硬口蓋の方へ上がり、
舌先は多少そり返って硬口蓋の前部に近づくが接触はしない。中舌面は凹状となる。
------- 「英語音声学入門」(著:竹林滋)p.38? p.39 引用終了 -------------
従って、書籍「単語耳」の②部分の記述は正しくありません。
文脈から判断すると、本書に書かれている「の口の動きを使う方法」とは「もり上がり舌」の[r]です。
2.コラム 発音記号
「コラム 発音記号」に気になる記述があります。
------- p.221 引用開始 ------------------------------
発音記号の表記方法は、辞書によって少し異なっています。英和辞典でも、特に
母音の発音記号が異なっている場合がままあります。とりわけ[母音+r]の発音記号
は、辞書次第で2通りあるので読者に混乱を与えています。それは、と
です。
英和辞典では、このどちらか一方だけが使われています。
?中略?
本書では、発音記号を採用しました。今や世界標準となったアメリカ英語の発音を
表すには、のほうがわかりやすいからです。そのため、最新の辞典の多くでは
を
採用するのが一般化しています。
------- p.221 引用終了 ------------------------------
全く書いてある通りだと思います。
それなのに、p.209 にて、different の第2音節をではなく
と表記しているのはどうしてですか?1つの本の中に
と
を混在させることは、正に「読者に混乱を与え」る状況になりませんか?
しかも、は、
なのか
なのか、それ自体だけでは判別不能という曖昧性を持っています。
p.209 のの
は、
の曖昧性を利用して、読者が
を
に勘違いするように意図的に書かれています。確信犯ですよね?
← 第13回
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第3部 発音バイエル<R>編
1.書籍「単語耳」で説明されている[r]について
------------ p.220 引用開始 ------------------
[r]の発音方法には、以下の2つがあります。
①巻き舌にする方法
②の口の動きを使う方法
------------ p.220 引用終了 ------------------
p.220に上記のように記載されています。
ここでは少し英語音声学的な話になりますが、上記の[r]の分類方法は変です。
書籍「単語耳」ではアメリカ英語の発音を扱っており、アメリカ英語の[r]の話をしています。は[r]と発音方法が同じであり、[r]も
も二種類の発音方法があります。
以下は「英語音声学入門」(著:竹林滋)からの引用です。
------- 「英語音声学入門」(著:竹林滋)p.38? p.39 引用開始 -------------
米音のは2種類ある。(第15図)。
1つは(A)もり上がり舌母音(bunched vowel)と呼ばれるもので、舌尖は後に引っ込み、
前舌面の後部から中舌面が硬口蓋と軟口蓋の境目あたりに向かってもり上がる。
もう1つの(B)そり舌母音 (retroflex vowel) では舌尖は硬口蓋の方へ上がり、
舌先は多少そり返って硬口蓋の前部に近づくが接触はしない。中舌面は凹状となる。
------- 「英語音声学入門」(著:竹林滋)p.38? p.39 引用終了 -------------
従って、書籍「単語耳」の②部分の記述は正しくありません。
文脈から判断すると、本書に書かれている「の口の動きを使う方法」とは「もり上がり舌」の[r]です。
2.コラム 発音記号
「コラム 発音記号」に気になる記述があります。
------- p.221 引用開始 ------------------------------
発音記号の表記方法は、辞書によって少し異なっています。英和辞典でも、特に
母音の発音記号が異なっている場合がままあります。とりわけ[母音+r]の発音記号
は、辞書次第で2通りあるので読者に混乱を与えています。それは、と
です。
英和辞典では、このどちらか一方だけが使われています。
?中略?
本書では、発音記号を採用しました。今や世界標準となったアメリカ英語の発音を
表すには、のほうがわかりやすいからです。そのため、最新の辞典の多くでは
を
採用するのが一般化しています。
------- p.221 引用終了 ------------------------------
全く書いてある通りだと思います。
それなのに、p.209 にて、different の第2音節をではなく
と表記しているのはどうしてですか?1つの本の中に
と
を混在させることは、正に「読者に混乱を与え」る状況になりませんか?
しかも、は、
なのか
なのか、それ自体だけでは判別不能という曖昧性を持っています。
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の曖昧性を利用して、読者が
を
に勘違いするように意図的に書かれています。確信犯ですよね?
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