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第3回目です。
今回は「実践編 Lv.1」の内、P.126 〜 P.127 についてレビューします。


変更履歴
2009/06/15:WEB拍手設置

第1章 Lesson [s][z]  (1)



1.[s]の発音方法の記述 (p.126)

鋭い[s]を出す為の表現としては良いと思います。


2.[z]の発音方法の記述 (p.126)

本には「[s]の音は、喉をふるわせる(有声音にする)と[z]になります。」としか書かれていない。

これでは日本人の[z]の発音の問題点を読者が認知することは出来ないと思います。

日本人の[z]は、舌も振動させており、声帯の振動音よりも舌の振動音の方が大きいのです。
日本語の発声方法では、どうしてもそうなります。英語の発声方法を採用しないかぎり、英語ネイティブと同じ[z]を発音することは非常に難しい。

現時点では、この解決法を提示している書籍はありませんし、サイトでは当ブログしかありませんから、この問題で松澤氏を責めるのは、酷な気がしますが・・・・
英語鼻Ver.2で、この問題は解決します。)


3.余分な語尾をつけないようにとの注意書き

-------------- p.127 より引用  開始 ------------------------
語尾の[s]を日本語の「ス[su]」にしないこと。
-------------- p.127 より引用  終了 ------------------------

日本の英語学習者には良く知られている「余計な母音を付けるな」という注意書きですね。
これを書いても無駄です。注意して余計な母音を付けないようにしても、無声化した母音が日本人の発音には付いてしまう。

原因を根絶することなくして、物事は解決しません。何故、日本人が余計な母音を付けてしまうのかを解明し、解決法を見つけない限り、このような注意書きは何の役にも立ちません。
現時点では、解決法を提示している書籍はありませんし、サイトでは当ブログしかありませんから、この問題で松澤氏を責めるのは、酷な気がしますが・・・・


日本人が余計な母音をくっ付けてしまう原因は2つ。
(1)日本語の発声方法では摩擦音、破裂音を発音直後に、口から出る呼気を止める仕組みが存在しない為。
(2)肺からの呼気排出タイミングが英語ネイティブと日本人とでは、まるで正反対である為。

上記(1)は英語鼻で解決します。上記(2)は呼気タイミング逆転メソッドで解決します。
英語鼻を用いて、語尾に余計な母音が付かなくなるかについて、検証記事を書きました。興味ある方は「【英語鼻Ver.2】第8回:検証編(1)」を参照して下さい。



4.sea と she

[si]を日本語の「し」と発音しないように書かれています。このこと自体は妥当だと思います。

しかし、sea と she の問題については、事の本質は「し」ではありません。
英語を学習されている方なら、[si]を「し」と発音してはいけないということは誰でも知っています。

本当の問題は、「スィー」と発音しても英語ネイティブには she に聞こえる、という事の方です。

何故、こちらを本に書かないのですか?

殆どの本、サイトがそうです。「し」を注意するが「スィ」を注意しない。she を「シー」、sea を「スィー」だと思っている日本人が多いのです。「シー」も「スィー」も英語ネイティブの耳には she に聞こえます。

[si] も 「スィ」も日本人の耳には同じ様な音に聞こえます。原因はどちらも子音 S を発音する時に「イ」の影響を受けていないからです。

一方、英語は音がする場所の空間位置で母音も子音も区別する言語です。
英語ネイティブにとっては、「スィ」も「シ」も口内前部の天井付近で音がする摩擦音です。 も同じく口内前部の天井付近で音がする摩擦音です。
従って、英語ネイティブにとっては、「シー」も「スィー」も she に聞こえるのです。

このことを書かない発音本があまりにも多い。単語耳も例外ではないです。




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第1章 Lesson [s][z]  (1)



1.[s]の発音方法の記述 (p.126)

鋭い[s]を出す為の表現としては良いと思います。


2.[z]の発音方法の記述 (p.126)

本には「[s]の音は、喉をふるわせる(有声音にする)と[z]になります。」としか書かれていない。

これでは日本人の[z]の発音の問題点を読者が認知することは出来ないと思います。

日本人の[z]は、舌も振動させており、声帯の振動音よりも舌の振動音の方が大きいのです。
日本語の発声方法では、どうしてもそうなります。英語の発声方法を採用しないかぎり、英語ネイティブと同じ[z]を発音することは非常に難しい。

現時点では、この解決法を提示している書籍はありませんし、サイトでは当ブログしかありませんから、この問題で松澤氏を責めるのは、酷な気がしますが・・・・
英語鼻Ver.2で、この問題は解決します。)


3.余分な語尾をつけないようにとの注意書き

-------------- p.127 より引用  開始 ------------------------
語尾の[s]を日本語の「ス[su]」にしないこと。
-------------- p.127 より引用  終了 ------------------------

日本の英語学習者には良く知られている「余計な母音を付けるな」という注意書きですね。
これを書いても無駄です。注意して余計な母音を付けないようにしても、無声化した母音が日本人の発音には付いてしまう。

原因を根絶することなくして、物事は解決しません。何故、日本人が余計な母音を付けてしまうのかを解明し、解決法を見つけない限り、このような注意書きは何の役にも立ちません。
現時点では、解決法を提示している書籍はありませんし、サイトでは当ブログしかありませんから、この問題で松澤氏を責めるのは、酷な気がしますが・・・・


日本人が余計な母音をくっ付けてしまう原因は2つ。
(1)日本語の発声方法では摩擦音、破裂音を発音直後に、口から出る呼気を止める仕組みが存在しない為。
(2)肺からの呼気排出タイミングが英語ネイティブと日本人とでは、まるで正反対である為。

上記(1)は英語鼻で解決します。上記(2)は呼気タイミング逆転メソッドで解決します。
英語鼻を用いて、語尾に余計な母音が付かなくなるかについて、検証記事を書きました。興味ある方は「【英語鼻Ver.2】第8回:検証編(1)」を参照して下さい。



4.sea と she

[si]を日本語の「し」と発音しないように書かれています。このこと自体は妥当だと思います。

しかし、sea と she の問題については、事の本質は「し」ではありません。
英語を学習されている方なら、[si]を「し」と発音してはいけないということは誰でも知っています。

本当の問題は、「スィー」と発音しても英語ネイティブには she に聞こえる、という事の方です。

何故、こちらを本に書かないのですか?

殆どの本、サイトがそうです。「し」を注意するが「スィ」を注意しない。she を「シー」、sea を「スィー」だと思っている日本人が多いのです。「シー」も「スィー」も英語ネイティブの耳には she に聞こえます。

[si] も 「スィ」も日本人の耳には同じ様な音に聞こえます。原因はどちらも子音 S を発音する時に「イ」の影響を受けていないからです。

一方、英語は音がする場所の空間位置で母音も子音も区別する言語です。
英語ネイティブにとっては、「スィ」も「シ」も口内前部の天井付近で音がする摩擦音です。 も同じく口内前部の天井付近で音がする摩擦音です。
従って、英語ネイティブにとっては、「シー」も「スィー」も she に聞こえるのです。

このことを書かない発音本があまりにも多い。単語耳も例外ではないです。




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