第2回目です。
今回は「実践編 Lv.1」の内、P.111 〜 P.125 についてレビューします。
変更履歴
2009/06/15:WEB拍手設置
今回は「実践編 Lv.1」の内、P.111 〜 P.125 についてレビューします。
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1.単語のパターンの分類方法
Lv.1〜Lv.4 までの概略について書かれています。単語のパターンの分類方法も大まかに書かれています。
この部分のレビューは、とりあえず保留します。
この分類方法が正しいか否かの意見を言えるのは、理論編を理解し、且つ、実践編を暫く行ってから出ないと判断できないからです。
2.全く新しい音で覚える単語帳
----------- p.114 より引用 Start ------------------
こうして「音」で覚えた単語は、リスニングとリーディングの両方に使えます。
「読めるけれども聞き取れない」という、従来型の中途半端な単語暗記方とは根本的に違うのです。
----------- p.114 より引用 End ------------------
仰る通り! 全く新しいタイプの単語帳ですね。音主体で覚える。この考え方は素晴らしいと思います。
以後、登場するであろう単語帳は「単語耳」の思想を受け継いだものであることを望みます。
3.「100回発音・練習プログラム案」
p.119に「100回発音・練習プログラム案」と称し「単語耳」の使い方案が提示されています。
これは良い試みですね。従来の単語帳には、こういうトレーニング的思想が欠落していました。
4.Sの発音の難しさについて
-------------- p.123より引用 Start -------------------------
日本人が[s]の発音を完全にマスターするには、通常なら1年の練習が必要です。
(中略)
単語のはじめや、単語内に出てくる[s]を使った約73種の音の組み合わせを、
完全に行きをコントロールしながら ([s]が文頭に来るか文末に来るかなどにより、
息の良や使い方は驚くほど多彩に変化するのです!)
発音できるようになるには1年は必要なのです。
-------------- p.123より引用 End -------------------------
Sの発音がそんなに難しいですか? 私はそう思いません。
松澤氏が英語の呼気排出の根本原理を見つけていない為に、そんなに多くのパターンがあると感じるだけです。
息の出し方に着目した、Sのパターンは数多くありません。たった2パターンだけです。
- シラブルの先頭のS
Sにて、Sが所属するシラブル全体分の呼気排出を一気に行う。
- シラブルの先頭以外のS
シラブル先頭の音素にて排出された呼気の惰性でSを発音する。
この場合のSでは、横隔膜の動きを加速させてはならない。
たった2パターンだけです。
※興味を持たれた方は、当ブログオリジナルの「呼気タイミング逆転メソッド」を参照下さい。
(まだ、連載途中ではありますが・・・)
この原則が書いてある発音本、書籍は現時点では皆無であり、ネットでさえ、このことを書いているサイト、ブログは当ブログの他はありませんから、この点で松澤氏をあまり強く責められませんが・・・
5.「強形」と「弱形」の発音について
CDには単語の「強形」の発音のみが収録されています。これは良い事です。
何故なら、「弱形」と呼ばれている発音は存在しないからです。
しかし、本文では下記のように書かれています。
---------------- p.125 より引用 Start ---------------
単語だけ発音するときには「強形」でも、文の中では「弱形」に
なることがあると覚えておいてください。
「弱形」は母音のほとんどがあいまい母音になることも覚えておくと便利です。
---------------- p.125 より引用 End ---------------
「弱形」は必ず「曖昧母音」という記号で発音が表現されますが、
一般の英語ネイティブは「曖昧母音」という音素の名前どころか、そのような音素が英語に存在することを知りません。つまり「曖昧母音」なる音素は無いのです。
驚かれた方、信じられないと言う方は、是非、英語ネイティブが小学校で学ぶ発音とスペルのルール集「フォニックス」の書籍を漁ってみて下さい。曖昧母音の記述、ルールは一切、存在しませんよ。
※但し、日本人が書いたフォニックスの本は駄目ですよ。勝手に「曖昧母音」用の
ルールと記号を追加していますから。
アクセントの無い母音で且つ、弱く発音される母音群を十把一絡げに「曖昧母音」(schwa)という記号で表現しようという調音音声学上のルールがあります。単なる表記上のルールであるのに、1つの音素として日本の英語業界では教えています。困ったものです。
英語ネイティブは、「弱形」の発音を聞いても、「強形」の発音となんら変わりが無いと言います。周りに英語ネイティブがいらっしゃる方は、是非試してください。
「曖昧母音」が存在するように聞こえる方は、すみませんが、耳の精度が悪いです。母音を正しく聞き分けられていない。
はっきり言います。あいまい母音があると思うから母音の聞き取り精度が向上しないのです!
これは英語業界の発音を教える立場にある先生、書籍の著者ご自身が母音の聞き取りが上手ではない証拠です。
母音を正しく聞き取れない人間が英語の発音を教えている・・・・
母音を正しく聞き分けられない英語業界の人間(教師、本の著者等)が、単なる便宜上の表記ルールであるあいまい母音を、これ幸いと利用しているに過ぎないのです。
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1.単語のパターンの分類方法
Lv.1〜Lv.4 までの概略について書かれています。単語のパターンの分類方法も大まかに書かれています。
この部分のレビューは、とりあえず保留します。
この分類方法が正しいか否かの意見を言えるのは、理論編を理解し、且つ、実践編を暫く行ってから出ないと判断できないからです。
2.全く新しい音で覚える単語帳
----------- p.114 より引用 Start ------------------
こうして「音」で覚えた単語は、リスニングとリーディングの両方に使えます。
「読めるけれども聞き取れない」という、従来型の中途半端な単語暗記方とは根本的に違うのです。
----------- p.114 より引用 End ------------------
仰る通り! 全く新しいタイプの単語帳ですね。音主体で覚える。この考え方は素晴らしいと思います。
以後、登場するであろう単語帳は「単語耳」の思想を受け継いだものであることを望みます。
3.「100回発音・練習プログラム案」
p.119に「100回発音・練習プログラム案」と称し「単語耳」の使い方案が提示されています。
これは良い試みですね。従来の単語帳には、こういうトレーニング的思想が欠落していました。
4.Sの発音の難しさについて
-------------- p.123より引用 Start -------------------------
日本人が[s]の発音を完全にマスターするには、通常なら1年の練習が必要です。
(中略)
単語のはじめや、単語内に出てくる[s]を使った約73種の音の組み合わせを、
完全に行きをコントロールしながら ([s]が文頭に来るか文末に来るかなどにより、
息の良や使い方は驚くほど多彩に変化するのです!)
発音できるようになるには1年は必要なのです。
-------------- p.123より引用 End -------------------------
Sの発音がそんなに難しいですか? 私はそう思いません。
松澤氏が英語の呼気排出の根本原理を見つけていない為に、そんなに多くのパターンがあると感じるだけです。
息の出し方に着目した、Sのパターンは数多くありません。たった2パターンだけです。
- シラブルの先頭のS
Sにて、Sが所属するシラブル全体分の呼気排出を一気に行う。
- シラブルの先頭以外のS
シラブル先頭の音素にて排出された呼気の惰性でSを発音する。
この場合のSでは、横隔膜の動きを加速させてはならない。
たった2パターンだけです。
※興味を持たれた方は、当ブログオリジナルの「呼気タイミング逆転メソッド」を参照下さい。
(まだ、連載途中ではありますが・・・)
この原則が書いてある発音本、書籍は現時点では皆無であり、ネットでさえ、このことを書いているサイト、ブログは当ブログの他はありませんから、この点で松澤氏をあまり強く責められませんが・・・
5.「強形」と「弱形」の発音について
CDには単語の「強形」の発音のみが収録されています。これは良い事です。
何故なら、「弱形」と呼ばれている発音は存在しないからです。
しかし、本文では下記のように書かれています。
---------------- p.125 より引用 Start ---------------
単語だけ発音するときには「強形」でも、文の中では「弱形」に
なることがあると覚えておいてください。
「弱形」は母音のほとんどがあいまい母音になることも覚えておくと便利です。
---------------- p.125 より引用 End ---------------
「弱形」は必ず「曖昧母音」という記号で発音が表現されますが、
一般の英語ネイティブは「曖昧母音」という音素の名前どころか、そのような音素が英語に存在することを知りません。つまり「曖昧母音」なる音素は無いのです。
驚かれた方、信じられないと言う方は、是非、英語ネイティブが小学校で学ぶ発音とスペルのルール集「フォニックス」の書籍を漁ってみて下さい。曖昧母音の記述、ルールは一切、存在しませんよ。
※但し、日本人が書いたフォニックスの本は駄目ですよ。勝手に「曖昧母音」用の
ルールと記号を追加していますから。
アクセントの無い母音で且つ、弱く発音される母音群を十把一絡げに「曖昧母音」(schwa)という記号で表現しようという調音音声学上のルールがあります。単なる表記上のルールであるのに、1つの音素として日本の英語業界では教えています。困ったものです。
英語ネイティブは、「弱形」の発音を聞いても、「強形」の発音となんら変わりが無いと言います。周りに英語ネイティブがいらっしゃる方は、是非試してください。
「曖昧母音」が存在するように聞こえる方は、すみませんが、耳の精度が悪いです。母音を正しく聞き分けられていない。
はっきり言います。あいまい母音があると思うから母音の聞き取り精度が向上しないのです!
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