

第17回〜第18回までの記事、"「ウ」に聞こえる母音"シリーズのおさらい編です。
今回のおさらい編では、"「ウ」に聞こえる母音"の発音の仕分け、および、これらの母音の聞き分けに注目して行きます。
記事の後半では、これらの母音を聞き分けできるようになったかをご自分で確認して頂きます。
変更履歴
2009/06/14:WEB拍手設置
2009/07/25:ロゴマーク設置
2009/08/14:フリーメソッドライセンスのロゴに該当ページへのリンクを貼った。
目次
1.仮想キャンディの配置・動き
2.聞き分けのポイント
3.聞き分けテスト
4.答え合わせ
1.仮想キャンディの配置・動き
表1−1 仮想キャンディの配置場所・動き
No. 母音 配置 動き 1 口内後部 静止状態 2 気道部
静止状態
表1−1に "「ウ」に聞こえる母音"シリーズで登場した母音の、仮想キャンディの配置場所と動きを一覧表にしてみました。どうです? 思い出されましたか?
仮想キャンディの配置・動きについては、体に染みつくまで練習して下さい。これらはキャンディ・メソッドの核です。
キャンディ・メソッドでは唇の形、口の開け方、下顎の下げ方を一切、気にしません。何故なら、仮想キャンディを上記の表の様に、正しい配置・動きを行えば、唇の形、口の開け方、下顎の下げ方は、発音本や英語音声学で言われている通りになるからです。原因(仮想キャンディの配置・動き)を押さえれば、結果(唇の形、口の開け方)も英語ネイティブと同じになり、発音本や英語音声学で教える通りになる、と私は考えています。
2.聞き分けのポイント
- 仮想キャンディの配置だけを頼りに聞き分けて下さい。
聞き分けのポイントはそれだけです。
言葉を換えれば、は口の中で響く母音です。一方、
は口の中で響かない母音です。
<<注意事項>>
を発音する際、
の前に
に似た音を加えて、
の様に発音する英語ネイティブが存在します。
そのような英語ネイティブが存在するということを頭の片隅に覚えておいてください。
この現象もキャンディ・メソッドで説明が可能です。
記事:【キャンディ・メソッド】第18回 「ウ」に聞こえる母音(2)にて、「スイートスポット」を水平後方へ引く方法を書きました。
その「スイートスポット」より少し前の部分を後方へ引くようにしてみてください。の前に
の様な音が追加されるでしょ?
「スイートスポット」ではなく、少し前の部分を後方へ引くと、舌の動きが非効率的であるため、舌が即座に引っ込みません。タイムラグができます。そのタイムラグの時間にの舌の形に近い状態が紛れ込む為に、このような現象が発生します。
そう、を
の様に発音する英語ネイティブは、少し舌の動きに無駄があると言えます。
3.聞き分けテスト
まず、「4.答え合わせ」が見えないようにブラウザのサイズ、スクロールを調整して下さい。
上記1と2をふまえて、聞き取りができているか確認してみましょう。
上記2で触れましたが、くれぐれも日本語の母音の区別方法(=唇付近の形の影響による区別方法)で、英語の母音を聞き取ろうとしないようにして下さい。
下記の音声は、
を聞き取れているかを確認するテストです。
母音については、0.05秒〜0.06秒のみ聞こえるようにしてあります。
※0.05秒という長さは、母音の中でも発音時間が短いや、やや長めに発音された、曖昧母音と言われている音の発音時間と同程度です。
こんなに厳しい聞き分けテストをキャンディ・メソッド以外で見たことがないでしょ?
でも、これくらいの聞き分け能力があると、会話をしている時、TVドラマ・映画を見ている時に、単語の途中までしか聞こえていない状態で、文脈から、何の単語か特定できるんです。
日本語で話している時を思い出して下さい。会話相手が話している単語の途中で、どの単語か分かるでしょ? あれが英語でできるようになります。
(1)この単語はbook、booのどっち?
(2)この単語はfoot、foodのどっち?
(3)この単語はfoot、foodのどっち?
(4)この単語はcool、couldのどっち?
(5)この単語はcool、couldのどっち?
(6)この単語はgood、goofのどっち?
(7)この単語はgood、goofのどっち?
4.答え合わせ
(1)の答え:book
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "book"の音声(wave)です。
(2)の答え:food
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "food"の音声(wave)です。
(3)の答え:foot
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "foot"の音声(wave)です。
(4)の答え:cool
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "cool"の音声(wave)です。
(5)の答え:could
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "could"の音声(wave)です。
(6)の答え:goof
この英語ネイティブは
を
の様に発音しています。その為、上記の設問の音声では、
から
へ変化する部分を収録しており、他の設問よりも母音部分が長めとなっています。
上記2の<<注意事項>>を参照して下さい。オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "goof"の音声(wave)です。
(7)の答え:good
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "good"の音声(wave)です。
目次
1.仮想キャンディの配置・動き
2.聞き分けのポイント
3.聞き分けテスト
4.答え合わせ
1.仮想キャンディの配置・動き
表1−1 仮想キャンディの配置場所・動き
No. 母音 配置 動き 1 口内後部 静止状態 2 気道部
静止状態
表1−1に "「ウ」に聞こえる母音"シリーズで登場した母音の、仮想キャンディの配置場所と動きを一覧表にしてみました。どうです? 思い出されましたか?
仮想キャンディの配置・動きについては、体に染みつくまで練習して下さい。これらはキャンディ・メソッドの核です。
キャンディ・メソッドでは唇の形、口の開け方、下顎の下げ方を一切、気にしません。何故なら、仮想キャンディを上記の表の様に、正しい配置・動きを行えば、唇の形、口の開け方、下顎の下げ方は、発音本や英語音声学で言われている通りになるからです。原因(仮想キャンディの配置・動き)を押さえれば、結果(唇の形、口の開け方)も英語ネイティブと同じになり、発音本や英語音声学で教える通りになる、と私は考えています。
2.聞き分けのポイント
- 仮想キャンディの配置だけを頼りに聞き分けて下さい。
聞き分けのポイントはそれだけです。
言葉を換えれば、は口の中で響く母音です。一方、
は口の中で響かない母音です。
<<注意事項>>
を発音する際、
の前に
に似た音を加えて、
の様に発音する英語ネイティブが存在します。
そのような英語ネイティブが存在するということを頭の片隅に覚えておいてください。
この現象もキャンディ・メソッドで説明が可能です。
記事:【キャンディ・メソッド】第18回 「ウ」に聞こえる母音(2)にて、「スイートスポット」を水平後方へ引く方法を書きました。
その「スイートスポット」より少し前の部分を後方へ引くようにしてみてください。の前に
の様な音が追加されるでしょ?
「スイートスポット」ではなく、少し前の部分を後方へ引くと、舌の動きが非効率的であるため、舌が即座に引っ込みません。タイムラグができます。そのタイムラグの時間にの舌の形に近い状態が紛れ込む為に、このような現象が発生します。
そう、を
の様に発音する英語ネイティブは、少し舌の動きに無駄があると言えます。
3.聞き分けテスト
まず、「4.答え合わせ」が見えないようにブラウザのサイズ、スクロールを調整して下さい。
上記1と2をふまえて、聞き取りができているか確認してみましょう。
上記2で触れましたが、くれぐれも日本語の母音の区別方法(=唇付近の形の影響による区別方法)で、英語の母音を聞き取ろうとしないようにして下さい。
下記の音声は、
を聞き取れているかを確認するテストです。
母音については、0.05秒〜0.06秒のみ聞こえるようにしてあります。
※0.05秒という長さは、母音の中でも発音時間が短いや、やや長めに発音された、曖昧母音と言われている音の発音時間と同程度です。
こんなに厳しい聞き分けテストをキャンディ・メソッド以外で見たことがないでしょ?
でも、これくらいの聞き分け能力があると、会話をしている時、TVドラマ・映画を見ている時に、単語の途中までしか聞こえていない状態で、文脈から、何の単語か特定できるんです。
日本語で話している時を思い出して下さい。会話相手が話している単語の途中で、どの単語か分かるでしょ? あれが英語でできるようになります。
(1)この単語はbook、booのどっち?
(2)この単語はfoot、foodのどっち?
(3)この単語はfoot、foodのどっち?
(4)この単語はcool、couldのどっち?
(5)この単語はcool、couldのどっち?
(6)この単語はgood、goofのどっち?
(7)この単語はgood、goofのどっち?
4.答え合わせ
(1)の答え:book
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "book"の音声(wave)です。
(2)の答え:food
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "food"の音声(wave)です。
(3)の答え:foot
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "foot"の音声(wave)です。
(4)の答え:cool
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "cool"の音声(wave)です。
(5)の答え:could
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "could"の音声(wave)です。
(6)の答え:goof
この英語ネイティブは
を
の様に発音しています。その為、上記の設問の音声では、
から
へ変化する部分を収録しており、他の設問よりも母音部分が長めとなっています。
上記2の<<注意事項>>を参照して下さい。オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "goof"の音声(wave)です。
(7)の答え:good
オリジナルの音声はgoo辞書の単語 "good"の音声(wave)です。
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