今回はMの音、/m/についてです。
Mの音(/m/)は英語音声学上、鼻音ということになっています。
鼻音とは軟口蓋が下がり、呼気の殆どが鼻へ流れ、音が作られると、英語音声学では定義されています。
最初に断っておきますが、今回は思いっきり英語音声学に非準拠の内容です!
私の実験結果に基づいた本当のMの発音方法について書きます。
鼻音とは軟口蓋が下がり、呼気の殆どが鼻へ流れ、音が作られると、英語音声学では定義されています。
最初に断っておきますが、今回は思いっきり英語音声学に非準拠の内容です!
私の実験結果に基づいた本当のMの発音方法について書きます。
1.Mが鼻音なら殆どの英語の音素は鼻音です
英語鼻で示した通り、英語の破裂音、摩擦音、L以外の全ての音素は、軟口蓋が開き、呼気の多くが鼻から排出されます。/m/が鼻音なら、これらの音素、全てが鼻音ということになります。
2.本当の/m/の発音方法
幾つかの実験結果により、本当の/m/の発音方法が判明しました。下記を全て満たす音素が/m/です。
- (1)英語鼻を使って、口を閉じて低い声で「ん〜」と唸(うな)る。
- (2)口を閉じた状態から口を開けた状態へ変化する。
- (3)/m/を発音する際、肺からの呼気の加速が行われる。
上記の3つ全てが満たされると/m/の音素になります。一つでも欠けると/m/になりません。
簡単に表現すると、/m/は、声帯振動が口の音響効果を全く受けない状態から、口内の音響効果を受けた状態に変化する音です。
3.実験1:口を開ける事の必要性
日本人は/m/は口を閉じさえすればいい、と思っている節がありますが、全く逆です。
/m/は口を閉じた状態から開けた状態へ変化する事が必須です。
それを実験で確認してみましょう。ご自分の発音を録音して聞いてください。
録音した音声を聞いてください。語尾の/m/が/m/に聞こえますか?
- 単語 home を単独で発音して下さい。
- 語尾の/m/で口を閉じたままで、開けないで下さい。
- 語尾の/m/で肺からの呼気を少し加速して下さい。
いいえ、/n/に聞こえる筈です。
録音した音声を聞いてください。今度はどうですか?
- 今度は、上記と同じ要領で発音するのですが、/m/を発音時に、口を閉じた後で少しだけ口を開けてください。
完璧な /m/に聞こえるはずです。
4.実験2:肺からの呼気加速の必要性
/m/発音時に呼気加速が必要であることを実験で確認してみましょう。
- 英語鼻を使って、口を閉じて「ん〜」と長めに唸って下さい。その時、肺からの呼気は一定にしてください。(=声の大きさが一定を保ってください。)
上記の方法で/m/になりましたか?
- 上記の状態の途中で、口を少し開けて下さい。
いいえ、/m/にならない筈です。「ん〜あ〜」という発音になったでしょ?
今度の方法で/m/になります。
- 英語鼻を使って、口を閉じて「ん〜」と長めに唸って下さい。その時、肺からの呼気は一定にしてください。(=声の大きさが一定を保ってください。)
- 上記の状態の途中で、口を少し開けて下さい。但し、口をあける瞬間に肺からの呼気を加速して下さい。(=横隔膜の動きを少しだけ激しくして下さい)
今度はどうでしたか?「ん〜まあ〜」になったでしょ?
/m/を発音するには、口を開ける瞬間に横隔膜の動きを加速する必要があるのです。
5.その他
英語ネイティブに発音を教えてもらっている方は経験があると思いますが、「/m/が弱い」、「/m/でもっと唸って」と言われませんか?
原因は英語鼻で発音していないためです。日本語のマ行は口を閉じる点は英語の/m/と同じですが、鼻から呼気を殆ど出していないのです。
日本語は母音部分で呼気を加速する言語ですから、マ行の子音 M では鼻から呼気が殆ど出ていないのです。
上記の2(1)にて、英語鼻で発音する事を書いた理由は、このためです。
Mの音(/m/)は英語音声学上、鼻音ということになっています。
鼻音とは軟口蓋が下がり、呼気の殆どが鼻へ流れ、音が作られると、英語音声学では定義されています。
最初に断っておきますが、今回は思いっきり英語音声学に非準拠の内容です!
私の実験結果に基づいた本当のMの発音方法について書きます。
鼻音とは軟口蓋が下がり、呼気の殆どが鼻へ流れ、音が作られると、英語音声学では定義されています。
最初に断っておきますが、今回は思いっきり英語音声学に非準拠の内容です!
私の実験結果に基づいた本当のMの発音方法について書きます。
1.Mが鼻音なら殆どの英語の音素は鼻音です
英語鼻で示した通り、英語の破裂音、摩擦音、L以外の全ての音素は、軟口蓋が開き、呼気の多くが鼻から排出されます。/m/が鼻音なら、これらの音素、全てが鼻音ということになります。
2.本当の/m/の発音方法
幾つかの実験結果により、本当の/m/の発音方法が判明しました。下記を全て満たす音素が/m/です。
- (1)英語鼻を使って、口を閉じて低い声で「ん〜」と唸(うな)る。
- (2)口を閉じた状態から口を開けた状態へ変化する。
- (3)/m/を発音する際、肺からの呼気の加速が行われる。
上記の3つ全てが満たされると/m/の音素になります。一つでも欠けると/m/になりません。
簡単に表現すると、/m/は、声帯振動が口の音響効果を全く受けない状態から、口内の音響効果を受けた状態に変化する音です。
3.実験1:口を開ける事の必要性
日本人は/m/は口を閉じさえすればいい、と思っている節がありますが、全く逆です。
/m/は口を閉じた状態から開けた状態へ変化する事が必須です。
それを実験で確認してみましょう。ご自分の発音を録音して聞いてください。
録音した音声を聞いてください。語尾の/m/が/m/に聞こえますか?
- 単語 home を単独で発音して下さい。
- 語尾の/m/で口を閉じたままで、開けないで下さい。
- 語尾の/m/で肺からの呼気を少し加速して下さい。
いいえ、/n/に聞こえる筈です。
録音した音声を聞いてください。今度はどうですか?
- 今度は、上記と同じ要領で発音するのですが、/m/を発音時に、口を閉じた後で少しだけ口を開けてください。
完璧な /m/に聞こえるはずです。
4.実験2:肺からの呼気加速の必要性
/m/発音時に呼気加速が必要であることを実験で確認してみましょう。
- 英語鼻を使って、口を閉じて「ん〜」と長めに唸って下さい。その時、肺からの呼気は一定にしてください。(=声の大きさが一定を保ってください。)
上記の方法で/m/になりましたか?
- 上記の状態の途中で、口を少し開けて下さい。
いいえ、/m/にならない筈です。「ん〜あ〜」という発音になったでしょ?
今度の方法で/m/になります。
- 英語鼻を使って、口を閉じて「ん〜」と長めに唸って下さい。その時、肺からの呼気は一定にしてください。(=声の大きさが一定を保ってください。)
- 上記の状態の途中で、口を少し開けて下さい。但し、口をあける瞬間に肺からの呼気を加速して下さい。(=横隔膜の動きを少しだけ激しくして下さい)
今度はどうでしたか?「ん〜まあ〜」になったでしょ?
/m/を発音するには、口を開ける瞬間に横隔膜の動きを加速する必要があるのです。
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日本語は母音部分で呼気を加速する言語ですから、マ行の子音 M では鼻から呼気が殆ど出ていないのです。
上記の2(1)にて、英語鼻で発音する事を書いた理由は、このためです。
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