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29回目です。今回も書籍「英語喉」に収録されているKAZ氏の発音をチェックします。


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2009/06/15:WEB拍手設置

Drill 01 あいさつ (第三回)



1.会話1の文 "I have a cold." (p.220)

(1)冠詞"a"のu ()

A.この発音は上手です。
B.英語音声学で言われているの舌の形、発音方法が同じです。
C.キャンディ・メソッドのの発音方法とも同じです。
D.KAZ氏は、この母音を口内中部の空間を響かせてで発音されています。
KAZ氏のこの母音の発音は、キャンディ・メソッドのの発音方法と全く同じです。
私の耳にはKAZさんの、この母音の仮想キャンディの大きさは2センチに聞こえます。

図1:KAZ氏のの発音方法:赤丸は音が響いている空間
KAZさん! AI (=【ai】)と言い、a(=発音時間の短い【ae】)と言い、今回の u(=)と言い、KAZさんの発音は、まるでキャンディ・メソッドの実践者のようですよw
ちゃんと適度の大きさの「小さい空間」(=仮想キャンディ)を口内に作っているではありませんか!
 
口、舌をKAZさんは確実に使ってますよ!ま、KAZさんにとっては心外でしょうが・・ 失礼しました。


E.この母音については、書籍「英語喉」の読者がKAZさんと同じ発音ができる可能性は、ありえます。
a.日本人の「ア」


図2:日本人の「ア」の図
図2は日本人の「ア」発音時の図です。
英語のネイティブスピーカーより遙かに舌が口内に引っ張り込まれています。口内の後ろ半分では舌が盛り上がっています。

日本語の「ア」を決定づけているのは、唇と唇付近だけです。
唇の横幅が口を閉じている時より狭くならなければ、それだけで「ア」になります。
日本語ではキャンディ・メソッドで言う「小さい空間」(=仮想キャンディ)は実質上存在しません。舌が盛り上がっていない、口内の前半分の空間全てで「ア」の音が作られます。仮想キャンディの様にはっきりした境界の境目はありません。

書籍「英語喉」では u(=)をゲップエリアで発音すると書いています。
前回の記事「 【書籍「英語喉」レビュー】第28回」にて、アクビエリアとゲップエリアの発音について、私が勝手に定義しました。

(定義2)
  • ゲップエリア発音:口内で響いた音が気道方向へ反射する割合が少ない音素
  • アクビエリア発音:口内で響いた音が気道方向へ反射する割合が多い音素

まず第一に、日本語の「ア」をゲップエリアで発音しようと、ゲップエリアを意識して発音すると日本語特有の、舌が沢山口の中に引っ張り込まれた状態が解消されます。
これは私でも体験できました。

そして、口内で響いた音が気道方向へ反射する割合を少なくするには
口内の下部で音が響く空間を作らなければなりません。
(口内の上部だと
KAZさんの感覚ではアクビエリア発音に分類されるでしょう。)
そのことに読者が気付けば、読者の口の中が図1の状態になる可能性はあります。


しかし、この事に読者が全員気付くのは難しいと思いますが・・・・
記事「【書籍「英語喉」レビュー】第19回」で書いた通り、
「これだけのヒントを頼りに、この母音を真似するには少し試行錯誤が必要」です。

読者全員がKAZ氏のように正しい発音に辿り着けると考えるのは少し楽観的すぎるでしょう。
一番私が気になるのは、aとの違いを読者が書籍「英語喉」に書かれている内容だけで、正しい発音に辿り着くのは、感の良い読者と、幾つかの偶然に身をゆだねる行為に等しい点です。

読者が書籍「英語喉」により、この母音を身につけられる可能性はあると私も思いますが、それができる読者の割合は、読者全体の中で、果たして何割いるでしょうか?



←  【書籍「英語喉」レビュー】第28回  【書籍「英語喉」レビュー】第30回 →

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Drill 01 あいさつ (第三回)



1.会話1の文 "I have a cold." (p.220)

(1)冠詞"a"のu ()

A.この発音は上手です。
B.英語音声学で言われているの舌の形、発音方法が同じです。
C.キャンディ・メソッドのの発音方法とも同じです。
D.KAZ氏は、この母音を口内中部の空間を響かせてで発音されています。
KAZ氏のこの母音の発音は、キャンディ・メソッドのの発音方法と全く同じです。
私の耳にはKAZさんの、この母音の仮想キャンディの大きさは2センチに聞こえます。

図1:KAZ氏のの発音方法:赤丸は音が響いている空間
KAZさん! AI (=【ai】)と言い、a(=発音時間の短い【ae】)と言い、今回の u(=)と言い、KAZさんの発音は、まるでキャンディ・メソッドの実践者のようですよw
ちゃんと適度の大きさの「小さい空間」(=仮想キャンディ)を口内に作っているではありませんか!
 
口、舌をKAZさんは確実に使ってますよ!ま、KAZさんにとっては心外でしょうが・・ 失礼しました。


E.この母音については、書籍「英語喉」の読者がKAZさんと同じ発音ができる可能性は、ありえます。
a.日本人の「ア」


図2:日本人の「ア」の図
図2は日本人の「ア」発音時の図です。
英語のネイティブスピーカーより遙かに舌が口内に引っ張り込まれています。口内の後ろ半分では舌が盛り上がっています。

日本語の「ア」を決定づけているのは、唇と唇付近だけです。
唇の横幅が口を閉じている時より狭くならなければ、それだけで「ア」になります。
日本語ではキャンディ・メソッドで言う「小さい空間」(=仮想キャンディ)は実質上存在しません。舌が盛り上がっていない、口内の前半分の空間全てで「ア」の音が作られます。仮想キャンディの様にはっきりした境界の境目はありません。

書籍「英語喉」では u(=)をゲップエリアで発音すると書いています。
前回の記事「 【書籍「英語喉」レビュー】第28回」にて、アクビエリアとゲップエリアの発音について、私が勝手に定義しました。

(定義2)
  • ゲップエリア発音:口内で響いた音が気道方向へ反射する割合が少ない音素
  • アクビエリア発音:口内で響いた音が気道方向へ反射する割合が多い音素

まず第一に、日本語の「ア」をゲップエリアで発音しようと、ゲップエリアを意識して発音すると日本語特有の、舌が沢山口の中に引っ張り込まれた状態が解消されます。
これは私でも体験できました。

そして、口内で響いた音が気道方向へ反射する割合を少なくするには
口内の下部で音が響く空間を作らなければなりません。
(口内の上部だと
KAZさんの感覚ではアクビエリア発音に分類されるでしょう。)
そのことに読者が気付けば、読者の口の中が図1の状態になる可能性はあります。


しかし、この事に読者が全員気付くのは難しいと思いますが・・・・
記事「【書籍「英語喉」レビュー】第19回」で書いた通り、
「これだけのヒントを頼りに、この母音を真似するには少し試行錯誤が必要」です。

読者全員がKAZ氏のように正しい発音に辿り着けると考えるのは少し楽観的すぎるでしょう。
一番私が気になるのは、aとの違いを読者が書籍「英語喉」に書かれている内容だけで、正しい発音に辿り着くのは、感の良い読者と、幾つかの偶然に身をゆだねる行為に等しい点です。

読者が書籍「英語喉」により、この母音を身につけられる可能性はあると私も思いますが、それができる読者の割合は、読者全体の中で、果たして何割いるでしょうか?



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